2023年06月27日
繰り上げ返済VS資産運用
住宅ローン 積立・運用
住宅ローンの繰り上げ返済する場合と資産運用する場合ではどちらがお得なのでしょうか?
答えは・・・分かりません!
ケースごとにどちらがお得か変わってくるので、まずは現状把握が一番大事です。
まず、住宅ローンの繰り上げ返済とは、まとまったお金を予定より先に金融機関に返済を行うことです。
毎月の返済額を変えずに返済期間を短くしたり、返済期間を変えずに毎月の返済額を減らすことが出来ます。どちらかを効果的に行うことによって利息の支払いが減り、ローンの完済が早まります。
一方、資産運用とは、自分のお金を有効に活用して増やすことです。例えば、株式や投資信託などに投資することで、配当や利益を得ることができます。
では、住宅ローンの繰り上げ返済する場合と資産運用する場合ではどちらが自分に合っているのか判断する方法は何でしょうか?
答えは一概には言えませんが、以下の3つのポイントを考えると良いでしょう。
住宅ローンの繰り上げ返済は、ローンの金利分だけお得になると考えることができます。
繰り上げ返済の効果を知るためには返済表を見ることから始まります。毎月の元本と金利とローン残高が記載されているはずです。
現在の元本残高金額を確認して繰り上げ返済する金額を引いた場合の残高のところまで移動します。その移動した間に記載されている利息(金利)が払わなくて済んだ金額になります。
一方、資産運用は、運用したお金に対する利回りが重要です。
例えば、年間5%の利回りが得られる投資に100万円投資した場合、1年間で5万円の収益が得られます。
このように、ローンの金利と運用の利回りを比較することで、どちらがお得か判断できます。一般的には、運用の利回りがローンの金利よりも高ければ、資産運用する方が有利です。
住宅ローンの繰り上げ返済は、リスクが低い代わりにリターンも低いと言えます。
ローンの金利はある程度見通せており、繰り上げ返済した分だけ確実に節約できます。しかし、その節約額は限られており、大きなお金を増やすことはできません。
ただし、住宅ローンには団信が付加されています。持病を抱えている方は新たに生命保険に加入することは難しいので繰り上げ返済しすぎると保障も減ることに繋がります。
一方、資産運用は、リスクが高い代わりにリターンも高いと言えます。運用したお金は市場の変動によって増減します。そのため、大きな収益を得る可能性もありますが、損失を被る可能性もあります。
このように、リスクとリターンは表裏一体です。将来設計や体況に合わせて、どちらを優先するか決める必要があります。
住宅ローンの繰り上げ返済と資産運用では、税金や手数料も考慮する必要があります。
住宅ローンの繰り上げ返済は、特に税金や手数料の負担はありません。
しかし、資産運用は、収益に対して税金がかかります(NISAならば手数料は低く抑えられます)。投資する際にも手数料がかかります。これらのコストは、運用の利回りを下げる要因となりますので、税金や手数料を考慮した利回りを計算して、ローンの金利と比較する必要があります。
以上の3つのポイントを踏まえて、住宅ローンの繰り上げ返済する場合と資産運用する場合ではどちらが自分に合っているのか判断する方法を具体例含めて教えました。
どちらが良いかは一概には言えませんが、自分の状況や目標に応じて、最適な選択をすることが大切です。
答えは・・・分かりません!
ケースごとにどちらがお得か変わってくるので、まずは現状把握が一番大事です。
まず、住宅ローンの繰り上げ返済とは、まとまったお金を予定より先に金融機関に返済を行うことです。
毎月の返済額を変えずに返済期間を短くしたり、返済期間を変えずに毎月の返済額を減らすことが出来ます。どちらかを効果的に行うことによって利息の支払いが減り、ローンの完済が早まります。
一方、資産運用とは、自分のお金を有効に活用して増やすことです。例えば、株式や投資信託などに投資することで、配当や利益を得ることができます。
では、住宅ローンの繰り上げ返済する場合と資産運用する場合ではどちらが自分に合っているのか判断する方法は何でしょうか?
答えは一概には言えませんが、以下の3つのポイントを考えると良いでしょう。
1. ローン金利と運用利回り
住宅ローンの繰り上げ返済は、ローンの金利分だけお得になると考えることができます。
繰り上げ返済の効果を知るためには返済表を見ることから始まります。毎月の元本と金利とローン残高が記載されているはずです。
現在の元本残高金額を確認して繰り上げ返済する金額を引いた場合の残高のところまで移動します。その移動した間に記載されている利息(金利)が払わなくて済んだ金額になります。
一方、資産運用は、運用したお金に対する利回りが重要です。
例えば、年間5%の利回りが得られる投資に100万円投資した場合、1年間で5万円の収益が得られます。
このように、ローンの金利と運用の利回りを比較することで、どちらがお得か判断できます。一般的には、運用の利回りがローンの金利よりも高ければ、資産運用する方が有利です。
2. リスクとリターン
住宅ローンの繰り上げ返済は、リスクが低い代わりにリターンも低いと言えます。
ローンの金利はある程度見通せており、繰り上げ返済した分だけ確実に節約できます。しかし、その節約額は限られており、大きなお金を増やすことはできません。
ただし、住宅ローンには団信が付加されています。持病を抱えている方は新たに生命保険に加入することは難しいので繰り上げ返済しすぎると保障も減ることに繋がります。
一方、資産運用は、リスクが高い代わりにリターンも高いと言えます。運用したお金は市場の変動によって増減します。そのため、大きな収益を得る可能性もありますが、損失を被る可能性もあります。
このように、リスクとリターンは表裏一体です。将来設計や体況に合わせて、どちらを優先するか決める必要があります。
3. 税金と手数料
住宅ローンの繰り上げ返済と資産運用では、税金や手数料も考慮する必要があります。
住宅ローンの繰り上げ返済は、特に税金や手数料の負担はありません。
しかし、資産運用は、収益に対して税金がかかります(NISAならば手数料は低く抑えられます)。投資する際にも手数料がかかります。これらのコストは、運用の利回りを下げる要因となりますので、税金や手数料を考慮した利回りを計算して、ローンの金利と比較する必要があります。
まとめ
以上の3つのポイントを踏まえて、住宅ローンの繰り上げ返済する場合と資産運用する場合ではどちらが自分に合っているのか判断する方法を具体例含めて教えました。
どちらが良いかは一概には言えませんが、自分の状況や目標に応じて、最適な選択をすることが大切です。
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