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2023年06月22日

「72の法則」は覚えておきましょう

積立・運用

今回は、資産運用に役立つ「72の法則」についてお話しします。

「72の法則」とは、投資額が2倍になる期間を簡単に求めることができる計算式です。

この法則を知っておくと、「複利の効果」を感じやすくなり、運用計画を立てる際にも参考になります。

 



 

「72の法則」の具体例


「72の法則」の計算式は、次のようになります。

【72の法則】

72÷金利(%)=運用年数

例えば、年利5%で運用した場合、投資額が2倍になる期間は、

72÷5=14.4

となります。

つまり、約14年半で元本が2倍になるということです。

逆に、10年で2倍にしたい場合は、

72÷10=7.2

となります。

つまり、年利7.2%以上で運用する必要があるということです。

このように、「72の法則」を使うと、運用利回りと運用年数の関係を簡単に把握することができます。

ただし、「72の法則」は概算値であり、正確な計算ではありません。商品によって課税されますので確認が必要です。

 

「100の法則」の具体例


「72の法則」は複利で運用する場合に適用できますが、単利で運用する場合は「100の法則」という別の計算式を使います。

【100の法則】

100÷金利(%)=運用年数

例えば、年利5%で単利で運用した場合、投資額が2倍になる期間は、

100÷5=20

となります。

つまり、20年かかってしまうということです。

これを「72の法則」と比べると、

14.4年 vs 20年

となります。

 

複利と単利の違い


複利と単利では、運用年数に約6年もの差が出てしまうことがわかります。

このように、「複利」と「単利」では、長期的に見ると大きな差が生まれます。

「複利」は、「利子が利子を生む」という仕組みで、時間と共に加速度的に増えていきます。

「単利」は、「元本だけが利子を生む」という仕組みで、時間と共に一定のペースで増えていきます。

「複利」は「単利」よりもはるかに成長率が高くなります。

特に長期的に見ると、「複利」の効果は顕著になり資産運用において非常に強力な武器となります。

 

「72の法則」は、物理学者のアルベルト・アインシュタイン博士が発見したと言われています。アインシュタイン博士は、「複利」を「人類最大の発明」と呼んだとも言われています。しかし、実際には15世紀のイタリアで既に知られていたという説もあります。

いずれにしても、「複利の効果」を簡単に示すことができる優れた法則です。

 

まとめ


「72の法則」を知っておくと、資産運用の目標や計画を立てる際に役立ちます。

また、運用利回りが1%でも変わると、運用年数に大きな影響を与えることも理解できます。

資産運用においては、早く始めることが重要です。少額でも構いません。「複利の力」を借りて、長期的にコツコツと資産を増やしていきましょう。
有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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