2023年06月01日
3大疾病の定義って実はバラバラです
住宅ローン 保険
生命保険を検討したり住宅ローンを検討する時に「3大疾病」という言葉をよく聞きます。
実はこの3大疾病の定義って幾つもあること知ってましたか?
今回はこの3大疾病についてポイントをまとめました。
3大疾病とは、日本人の死因の上位を占める「がん」、「急性心筋梗塞」、「脳卒中」のことを言います。
これらは生活習慣によって予防できる可能性が高い病気ですが、入院や治療が長期に及ぶことが多く、医療費や介護費が高額になりがちな点が厄介です。
ではこの3大疾病の定義について住宅ローンと生命保険の分野からそれぞれ見ていきます。
住宅ローンの団信とは、住宅ローンを借りる際に加入する保険のことで、万が一借り主が死亡したり重度の障害になったりした場合に、残債を一括で返済してくれる制度です。
住宅ローンの団信には、「3大疾病保障」というオプションがあったりします。
これは、3大疾病にかかった場合にも残債を一括で返済してくれる保険です。
住宅ローンの団信の三大疾病保険の定義は、一般的な三大疾病保険と同じです。
つまり、「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のいずれかにかかった場合に保障されます。
ここで注意すべきポイントがあります。
「がん」に関しては悪性新生物のみ対象としております。いわゆる初期がんや上皮内新生物と定義されるがんは対象外となっております。
ただ「悪性のがん」と診断を受けたら住宅ローンが免除になる住宅ローンが多いです。
ここが「がん」に関して確認すべきポイントです。
そして「急性心筋梗塞」と「脳卒中」に関してですが、住宅ローンが免除になる要件は住宅ローンにより大きく異なります。
三菱UFJ銀行の一部の住宅ローンでは2つの病気になって治療目的で入院したらローン免除になりますが、多くの住宅ローンの場合は2つの病気になって所定の状態が60日や1年経過後にローン免除となります。
住宅ローンで「3大疾病」を検討する際は、それぞれの疾病の免除要件まできちんと確認する必要があります。
金利が最大0.3%上乗せされたり別途保険料を支払うことも多いので、ご自身が加入している生命保険を確認しながら選択してください。
昔から言われてきた3大疾病の定義がここ数年変わり始めました。
保険会社にもよりますし、同じ保険会社の商品でも実は定義がバラバラだったりしますので住宅ローンの3大疾病と同様にきちんと確認する必要があります。
「がん」と「がん以外の2疾病」に分けて見ていきます。
【がんについて】
がんに関しては大きく2つに分かれます。
「悪性がんのみ」をがんと定義しているケースと「上皮内新生物も含めたがん」と定義しているケースです。
元々は悪性がんのみ給付金の対象としていましたが、最近は上皮内新生物でも給付対象とする商品が増えましたので早期発見された場合でも安心して治療費に充当出来ます。
余談ですが、給付内容は保険会社により下記のように異なりますので細かく確認しましょう。
・給付金額が悪性がんと上皮内新生物で同じか否か(保険会社によっては、上皮内新生物が悪性の時の1割や5割に削減される)
・給付限度が「1年に1回」か「2年に1回」か「1回のみ」か
・2回目の給付条件が「入院」か「治療」か
【急性心筋梗塞と脳卒中について】
通常言われているこの2疾病は保険業界ではかなり変わってきました。
「急性心筋梗塞」もしくは「急性心筋梗塞を含めた心疾患」
「脳卒中」もしくは「脳卒中含めた脳血管疾患」
いまいち分かりにくくちょっと複雑ですね。
簡単に言うと、保険会社が保障の範囲を広げてきたことです。
保障範囲が広がると給付金を受け取りやすくなりますので契約者にとっては良いことです。
では給付条件はどうなってるか。商品によっていくつか条件が分かれます。
給付例を挙げます。
・心疾患により所定の手術を受けた時
・急性心筋梗塞により1日以上の入院をした時
・急性心筋梗塞以外の心疾患により継続して15日もしくは20日以上の入院をした時
・脳血管疾患により所定の手術を受けた時
・脳卒中により1日以上の入院をした時
・脳卒中以外の脳血管疾患により継続して15日もしくは20日以上の入院をした時
条件が細かく分かれていますので検討する時はきちんと確認することをお勧めします。
3大疾病の定義は住宅ローン商品も生命保険商品も細かく確認することをお勧めします。
付加しますと金利が上がったり保険料負担が増えますので、ご自身のライフプランや家計をきちんとチェックしてどこまで必要なのか確認しましょう。
実はこの3大疾病の定義って幾つもあること知ってましたか?
今回はこの3大疾病についてポイントをまとめました。
一般的な3大疾病について
3大疾病とは、日本人の死因の上位を占める「がん」、「急性心筋梗塞」、「脳卒中」のことを言います。
これらは生活習慣によって予防できる可能性が高い病気ですが、入院や治療が長期に及ぶことが多く、医療費や介護費が高額になりがちな点が厄介です。
ではこの3大疾病の定義について住宅ローンと生命保険の分野からそれぞれ見ていきます。
住宅ローンの団信に出てくる「3大疾病」の定義は?
住宅ローンの団信とは、住宅ローンを借りる際に加入する保険のことで、万が一借り主が死亡したり重度の障害になったりした場合に、残債を一括で返済してくれる制度です。
住宅ローンの団信には、「3大疾病保障」というオプションがあったりします。
これは、3大疾病にかかった場合にも残債を一括で返済してくれる保険です。
住宅ローンの団信の三大疾病保険の定義は、一般的な三大疾病保険と同じです。
つまり、「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のいずれかにかかった場合に保障されます。
ここで注意すべきポイントがあります。
「がん」に関しては悪性新生物のみ対象としております。いわゆる初期がんや上皮内新生物と定義されるがんは対象外となっております。
ただ「悪性のがん」と診断を受けたら住宅ローンが免除になる住宅ローンが多いです。
ここが「がん」に関して確認すべきポイントです。
そして「急性心筋梗塞」と「脳卒中」に関してですが、住宅ローンが免除になる要件は住宅ローンにより大きく異なります。
三菱UFJ銀行の一部の住宅ローンでは2つの病気になって治療目的で入院したらローン免除になりますが、多くの住宅ローンの場合は2つの病気になって所定の状態が60日や1年経過後にローン免除となります。
住宅ローンで「3大疾病」を検討する際は、それぞれの疾病の免除要件まできちんと確認する必要があります。
金利が最大0.3%上乗せされたり別途保険料を支払うことも多いので、ご自身が加入している生命保険を確認しながら選択してください。
生命保険の「3大疾病」の定義は?
昔から言われてきた3大疾病の定義がここ数年変わり始めました。
保険会社にもよりますし、同じ保険会社の商品でも実は定義がバラバラだったりしますので住宅ローンの3大疾病と同様にきちんと確認する必要があります。
「がん」と「がん以外の2疾病」に分けて見ていきます。
【がんについて】
がんに関しては大きく2つに分かれます。
「悪性がんのみ」をがんと定義しているケースと「上皮内新生物も含めたがん」と定義しているケースです。
元々は悪性がんのみ給付金の対象としていましたが、最近は上皮内新生物でも給付対象とする商品が増えましたので早期発見された場合でも安心して治療費に充当出来ます。
余談ですが、給付内容は保険会社により下記のように異なりますので細かく確認しましょう。
・給付金額が悪性がんと上皮内新生物で同じか否か(保険会社によっては、上皮内新生物が悪性の時の1割や5割に削減される)
・給付限度が「1年に1回」か「2年に1回」か「1回のみ」か
・2回目の給付条件が「入院」か「治療」か
【急性心筋梗塞と脳卒中について】
通常言われているこの2疾病は保険業界ではかなり変わってきました。
「急性心筋梗塞」もしくは「急性心筋梗塞を含めた心疾患」
「脳卒中」もしくは「脳卒中含めた脳血管疾患」
いまいち分かりにくくちょっと複雑ですね。
簡単に言うと、保険会社が保障の範囲を広げてきたことです。
保障範囲が広がると給付金を受け取りやすくなりますので契約者にとっては良いことです。
では給付条件はどうなってるか。商品によっていくつか条件が分かれます。
給付例を挙げます。
・心疾患により所定の手術を受けた時
・急性心筋梗塞により1日以上の入院をした時
・急性心筋梗塞以外の心疾患により継続して15日もしくは20日以上の入院をした時
・脳血管疾患により所定の手術を受けた時
・脳卒中により1日以上の入院をした時
・脳卒中以外の脳血管疾患により継続して15日もしくは20日以上の入院をした時
条件が細かく分かれていますので検討する時はきちんと確認することをお勧めします。
まとめ
3大疾病の定義は住宅ローン商品も生命保険商品も細かく確認することをお勧めします。
付加しますと金利が上がったり保険料負担が増えますので、ご自身のライフプランや家計をきちんとチェックしてどこまで必要なのか確認しましょう。
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