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ティーエムライフデザイン
総合研究所

住宅ローン金利が上昇してきました。

今回の金利上昇ですが、いくつもある住宅ローンの中でも「変動型」の住宅ローン金利の基準金利の上昇のことを指します。

ただし、よく見ると各銀行によって対応は異なるようです。

少し細かく見ていく必要があります。

 



 

今回の金利上昇ですが、いくつもある住宅ローンの中でも「変動型」の住宅ローン金利の「基準金利」の上昇のことを指しています。

ただし、よく見ると各銀行によって対応は異なるようです。

少し細かく見ていく必要があります。

 

基準金利とは

住宅ローンの「基準金利」とは、金融機関が設定する住宅ローンの利率の基準となる金利のことを指します。

これは、金融機関が個々に決めて提示している「定価」のようなものであり、「店頭表示金利」とも呼ばれることがあります。

基準金利は、日本銀行の金融政策や国債の利回りなどの市場環境に応じて、各金融機関が定期的に見直しを行います。

住宅ローンを利用する際、顧客はこの基準金利から信用力やキャンペーンなどに応じた「金利引き下げ幅」を差し引いた「適用金利」に基づいて返済を行います。

つまり、基準金利はあくまで出発点であり、最終的な借入金利は顧客ごとに異なる可能性があります。

各金融機関のHP記載の住宅ローン金利も少し幅を持たせて発表していることが多いのはこの為です。

 

変動金利と固定金利の2種類

変動金利の場合、基準金利は日本銀行の政策金利の変動に影響を受けるため、市場の金利が上昇すれば基準金利も上がり、その逆も同様です。

これにより、返済額が変動することがあります。

一方、固定金利の場合、借入時の金利がローン期間中は変わらないため、返済額も一定です。

住宅ローンの基準金利に関する情報は、金融機関の公式ウェブサイトやローン契約時に提供される資料で確認することができます。

 

主な金融機関の変動金利状況

今回、金融機関では下記のように金利変更がありました。

基準金利

三菱UFJ銀行　2.625％

三井住友銀行　2.625％

みずほ銀行　2.475％

りそな銀行　2.625％

三井住友信託銀行　2.625％

最優遇金利

三菱UFJ銀行　0.345％

三井住友銀行　0.625％

みずほ銀行　0.375％

りそな銀行　0.49％

三井住友信託銀行　0.48％

多くの金融機関では元々2.475％の基準金利を適用していましたが、今回0.15％上昇させたケースが多かったです。

みずほ銀行は今回は見直さずに来年改めて見直すようです。

そして基準金利が上昇した影響で最優遇金利も上昇したケースが多いのですが、三菱UFJ銀行は最優遇金利は今までと変わらない水準を維持しているようです。

今後も金融機関により金利で差がつくことが難しいようなので、事務手数料や団体信用生命保険などのサービスを充実させたり、他の商品購入時の優遇など提案していくのでしょうかね。

 

まとめ

金利の変更に伴う返済額の変動や、固定金利への変更方法など、具体的な疑問については金融機関に直接問い合わせることをお勧めします。

住宅ローンを検討する際には、基準金利だけでなく、適用金利やその他のローン条件を総合的に比較検討することが重要です。

金利は住宅ローンの返済額に大きな影響を与えるため、自身の返済能力と将来の金利動向を考慮した上で、最適なローンプランを選択することが望ましいでしょう。

住宅ローンの基準金利についての理解を深め、賢い借入計画を立てましょう。