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2024年08月21日

変動金利の落とし穴

住宅ローン

今回の日本銀行の利上げの発表後にTV等で住宅ローン金利上昇の報道が出ました。

各銀行の変動金利ローンですが、仕組みは同じようで異なる部分もあります。

将来、影響があるとしたら「金利を見直す基準日」と「5年・125%ルール」かもしれません。

それぞれ見ていきます。

 



 

金利見直し基準日


変動金利ローンは各銀行によって金利を見直す基準日が決まっております。

確認しますと、このような状況です。

三菱UFJ銀行→毎月1日

三井住友銀行→4月1日、10月1日

みずほ銀行→4月1日、10月1日

住信SBIネット銀行→4月1日、10月1日

auじぶん銀行→4月1日、10月1日

楽天銀行→2月1日、8月1日

ソニー銀行→5月1日、11月1日

4月1日と10月1日の見直し基準日の銀行が多いようですね。

銀行によって金利見直しの時期がずれますので、今後半年くらいはまだまだ見直しがありそうですね。

 

5年・125%ルール


もう一つ確認しておくべきポイントです。

「5年ルール」とは、ローン返済額が5年間は変動しないルールです。

毎月支払う返済額は変わらないものの、その間に金利の見直しが発生した場合は元金と利息の割合は変化しています。

「125%ルール」とは、ローン返済額が増加しても直近5年間の返済額の25%までに制限するルールです。

長期的な返済計画を考えた場合、変動金利を選択しても毎月の支出計画への大きな影響を抑えるルールです。

しかし、銀行によってはこのルールが無いケースも・・・

確認してみると、このような状況です。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、住信SBI銀行、auじぶん銀行、楽天銀行は「5年・125%ルール」がありました。

ソニー銀行やSBI新生銀行、PAYPAY銀行はこのルールが無いようです。

急激な金利上昇時には返済負担が大きくなる可能性があります。

 

まとめ


住宅ローンは長期に渡るローンです。先々まで返済可能か客観的に検討することが重要です。

途中で返済不安に陥って住宅を手放すことが無いようにきちんと計画しましょう。

ご不安な時は金融機関やファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。

 
有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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