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2023年12月20日

家づくりの予算の考え方

住まいづくり

家を建てる際の予算計画は、将来の生活設計に大きく影響を及ぼすため、慎重に行う必要があります。

無理をすると取り返しのつかない結果になることも。

契約前にきちんと住宅予算について考えておきましょう。

 



 

予算計画を立てる上での基本的なステップは以下の通りです。

 

1:自己資金の確認


自己資金は、住宅ローンの頭金や建築前に必要な費用の支払いに使用されます。

手元にある預貯金、金融機関に預けているお金、親からの援助、現在の住居の売却金など、利用可能な資金を総合的に確認します。

 

2:住宅ローンの借入可能額の把握


年収や貯蓄をもとに、どの程度の住宅ローンを借り入れることが可能かを確認します。

年齢にもよりますが、一般的には年収の25%以内の返済が無理なく行えるとされています。

 

3:建築費用の見積もり


建築会社やハウスメーカーから詳細な見積もりを取得し、建築費用を把握します。

坪単価だけでなく、設備や仕様による費用の変動も考慮に入れます。

 

4:土地購入費用の計算


建築地周辺の相場を調査し、土地購入にかかる費用を計算します。

地域や立地条件によって価格は大きく異なるため、複数の土地を比較検討することが重要です。

 

5:諸経費の見積もり


印紙代、登記費用、保険料など、建築費用以外に必要な諸経費を見積もります。

 

6:税制優遇制度の活用


住宅ローン控除や補助金制度など、税制優遇制度を活用することで、実質的な負担を軽減できる場合があります。

ハウスメーカーが教えてくれることも多いですが、ご自身でも情報収集してみましょう。

 

7:余裕を持った予算設定


予期せぬ出費に備えて、予算には余裕を持たせることが望ましいです。

打合せを重ねていくと予算は増加することがほとんどです。打ち合わせの度に概算でも構わないので予算チェックを行いましょう。

 

8:専門家との相談


営業担当者以外にも金融機関やファイナンシャルプランナーと相談し、現実的な予算計画を立てましょう。

特に、ファイナンシャルプランナーは必ず家づくりに詳しい人を選びましょう。

 

9:計画の見直し


建築途中での変更や追加工事が発生する可能性もあるため、定期的に予算計画を見直し、必要に応じて調整を行います。

建築が始まると後戻りは出来ません。最終仕様確認の段階で落ち着いて確認しましょう。

まとめ


予算計画を立てる際には、短期的な視点だけでなく、長期的な家計のバランスを考慮することが重要です。

また、家づくりにおける夢と現実のバランスを見極め、無理のない範囲で理想の住まいを実現するための計画を立てましょう。

具体的な予算イメージをつかむためには、専門家の意見を参考にしながら、慎重に計画を進めていきましょう。
有限会社ティーエムライフデザイン総合研究所

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