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最近相談を受ける金融商品の1つに「国債」があります。

実際に国債はどんな商品でしょうか？

少しでもお金を増やすことは出来るのでしょうか？

購入する上で検討するポイントをまとめてみました。

 



 

国債とは

そもそも国債とは、国が発行する債券のことです。

例えば日本国が発行する債券は「日本国債」、アメリカが発行する債券は「米国債」と呼ばれます。

国債は、国が財政支出の不足分を国債による収入で賄っています。

国債を購入した投資家は、満期まで国債を保有しておくことで最初期に投資した「元本」と「利子」を債務者である国から受け取れます。個人向け国債を購入することもできます。

個人向け国債は最低で1万円から購入でき、投資のハードルが低めなのも魅力です。

 

日本国債購入のメリット

国債の購入には、以下のようなメリットがあります。

・安全性が高い

国債は発行体が国家であり、国家の信用が高ければ、発行体が破綻するリスクは低く、比較的安全な金融商品といえます。

・定期預金よりも金利が高い

個人向け国債の金利は、下限金利でも0.05％となっているため、定期預金よりも高い金利で資産運用できます。

・少額投資ができる

個人向け国債は最低1万円から1万円単位で購入できるため、大きな資金を必要とせずに、少額投資が可能です。

・元本保証

国債は元本保証されており、元本割れのリスクが低いとされています。

以上の点から、安全性が高く、定期預金よりも高い金利で資産運用できる点や少額投資が可能な点などから、国債の購入にはメリットがあるといえます。

外国債購入について

では日本以外の国の国債購入はどのように考えれば良いでしょうか？

国債には、主に「信用リスク」と「金利変動リスク」があります。

「信用リスク」とは、国の財政が滞り、国自体が破綻してしまい、元本が返ってこなくなるリスクです。

「金利変動リスク」とは、国債の金利が変動することによって、投資家が想定した利回りを得られなくなるリスクです。

Standard & Poor’s、Moody’s、Fitchの3つの主要な格付け機関からAAAの格付けを受けている国々は、「信用リスク」が低いとされています。

これらの国々には、オーストラリア、カナダ、デンマーク、ドイツ、ルクセンブルク、オランダ、スイス、ノルウェー、スウェーデン、シンガポールが含まれます。

もし「信用リスク」が高い国債は通常金利が高く設定されています。

新聞やネットでも高金利と謳われることも多いです。

購入することで高いリターンが期待できる反面、元本が返ってこないリスクがあるため、一般的にはリスクが高い投資とされています

「信用リスク」が高い国債を購入する場合は、その国の財政状況や経済状況を詳しく調べ、投資判断を行う必要があります。

 

まとめ

日本国債は現状では安全な商品だと思います。

しかし利率が低いので資産を大きく増やすことにはあまり向いてない商品です。

反対に外国債では米国債でも利率が高く魅力的に見えますので少し検討しても良いかもしれません。

以上の点を踏まえた上で、信用リスクが高い国債を購入することには、高いリターンを期待できる反面、元本が返ってこないリスクもあるため、慎重に投資判断を行う必要があります。