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ティーエムライフデザイン
総合研究所

住宅購入相談時によく受ける質問の1つに「住宅購入時に頭金を多く入れたほうが良いか」があります。

頭金を沢山入れた場合のメリットとデメリットについてご案内します。

 



 

頭金とは、住宅購入時に自己資金で支払う金額のことです。

雑誌やネットには、住宅価格の10%から20%程度が目安と言われていますが、頭金を多く入れるメリットは何でしょうか？

 

メリット

頭金を多く入れるメリットは以下の通りです。

【返済期間、返済額の縮小】

住宅ローンの借入額が減るため、返済期間や返済額が少なくなります。

これにより、利息の支払いも抑えられます。

【ローン審査の優遇】

住宅ローンの審査が通りやすくなります。

頭金が多いほど、返済能力が高いと判断されるためです。

選択可能な金融機関が増えます。

住宅ローンの金利が低くなる可能性があります。

いわゆる「優遇金利」を適用される可能性が高く利息の支払いを抑えることが出来ます。

【売却時のリスク軽減】

頭金が少ない場合、将来売却する時に住宅価格が下落してもローン残高が減らないため、マイナス資産になる可能性があります。

頭金が多い場合、そのリスクは低減されます。

 

デメリット

一方、頭金を多く入れるデメリットは以下の通りです。

【貯蓄の減少】

現金で支払う分だけ手元の資金が減ります。

これにより、非常時の備えが無くなる可能性があります。

自動車購入費や教育費などまとまった支出が数年以内に発生する場合は要注意です。

手元資金が無くなり新たにローンを組まないようにきちんと計画しましょう。

【投資機会の減少】

また住宅ローンは他のローンと比べてもかなり低金利商品です。

株式や投資信託など投資経験のある方は頭金を抑えて資金を投資に回したほうがメリットが大きいかもしれません。

比較するならば1年間の住宅ローンの利息と運用益を比較していくことをお勧めします。

頭金を多く入れても、住宅ローンの返済負担はそれなりにあります。住宅ローンは長期的な借入であるため、将来の収入や支出の変動に備える必要があります。

【優遇税制の機会縮小】

頭金を多く入れることで、税制上の優遇措置を受けられない場合があります。

例えば、住宅ローン控除は、借入額や年収に応じて所得税から控除される制度ですが、借入額が少ないとその分控除額も少なくなります。

 

まとめ

以上のように、頭金を多く入れることにはメリットとデメリットがあります。

最適な頭金の額は、個人の資産状況やライフプランによって異なります。

ご自身の目的やニーズに合わせて、慎重に検討することをおすすめします。