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CMでも見かける「仮想通貨」ですが実際どんな投資なのでしょうか？

今回は、仮想通貨投資についてお話ししたいと思います。

仮想通貨とは、インターネット上でやりとりされる電子通貨のことで、ビットコインやイーサリアムなどが有名です。仮想通貨は、法定通貨とは異なり、国や中央銀行がその価値を保証していないため、価格が大きく変動することが特徴です。

仮想通貨に投資するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

- 24時間365日取引が可能

- 海外送金・決済が手軽かつ安価に

- 資産分散効果が期待できる

一方、仮想通貨に投資するデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

- ネットにアクセスできないと注文できない

- 価格変動が他の金融商品と比較して激しい

- トラブルが発生する可能性が高い

それでは、これらのメリットとデメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

 



 

仮想通貨投資のメリット

メリット①：24時間365日取引が可能

仮想通貨は、金融機関の営業時間や休日に関係なく、いつでも売買できるという利点があります。

これは、仮想通貨の取引所やウォレット（仮想通貨を保管するアプリやサービス）を利用すれば、スマートフォンやパソコンから簡単に取引できるからです。

これに対して、株式やFXなどの伝統的な投資商品は、証券取引所や金融機関の営業時間内にしか取引できません。

また、土日祝日や年末年始などは取引できない場合もあります。

そのため、自分の都合に合わせて取引することが難しい場合もあります。

仮想通貨は、自分のライフスタイルや好みに合わせて取引することができるため、柔軟性が高いと言えます。

メリット②：海外送金・決済が手軽かつ安価に

仮想通貨は、インターネット上で暗号化された電子データであるため、国境を越えて瞬時に送金・決済することができます。また、金融機関を介さないため、為替手数料や換金手数料も安く済みます。

例えば、ビットコインであれば、送金先のウォレットアドレス（仮想通貨を受け取るための番号）を入力すれば、数分から数時間で送金できます。

手数料は、ビットコインのネットワークの混雑状況によって変動しますが、一般的には数百円程度です。

これに対して、法定通貨で海外送金する場合は、銀行や送金サービスを利用する必要があります。

その際、手数料は数千円から数万円かかる場合もあります。また、着金までに2営業日から1週間ほどかかる場合もあります。

仮想通貨は、海外への送金・決済をする機会が多い人にとって、便利でお得な方法と言えます。

メリット③：資産分散効果が期待できる

仮想通貨は、株式や債券などの伝統的な資産とは異なる要因で価格が変動します。

そのため、仮想通貨をポートフォリオに組み込むことで、資産の分散効果が期待できます。

資産分散とは、リスクを分散させることで、全体のリターンを安定させる投資手法です。

例えば、株式だけに投資していると、株式市場が下落した時に大きな損失を被る可能性があります。

しかし、株式と債券を組み合わせることで、株式市場が下落した時でも債券の価格が上昇することで損失を抑えることができます。

同様に、仮想通貨は株式や債券と相関が低いため、仮想通貨市場が下落した時でも他の資産の価格が上昇することで損失を抑えることができます。

また、仮想通貨市場が上昇した時には他の資産よりも高いリターンを得ることができます。

仮想通貨は、資産分散の観点から見ても有効な投資対象と言えます。

 

仮想通貨投資のデメリット

デメリット①：ネットにアクセスできないと注文出来ない

仮想通貨は実物があるわけではなく、インターネット上に存在している通貨です。そのためインターネットを通じて売買を行いますのでネット環境が悪いと取引が出来ません。

デメリット②：価格変動が他の金融商品と比較して激しい

仮想通貨の価格は、需給や市場の心理などによって大きく変動します。仮想通貨はまだ成熟した市場ではないため、一部の大口投資家やメディアの影響で価格が急騰したり急落したりすることがあります。

また、仮想通貨は法定通貨と比べて流動性が低く、取引所やウォレットの障害やハッキングなどで取引が停止したり遅延したりすることもあります。

これらの要因により、仮想通貨投資家は予期せぬ損失を被る可能性があります。

デメリット③：トラブルが発生する可能性が高い

仮想通貨はインターネット上で取引されるため、サイバー攻撃の対象となる可能性があります。

例えば、取引所やウォレットのサーバーがハッキングされて、仮想通貨が盗まれたり消失したりすることがあります。また、フィッシングやマルウェアなどの手法で、投資家の個人情報や秘密鍵を盗み取られることもあります。

これらの攻撃により、投資家は仮想通貨を失うだけでなく、個人情報の流出や詐欺被害にも遭う可能性があります。

また、仮想通貨は秘密鍵と呼ばれる暗号化されたコードによって保護されています。

秘密鍵は仮想通貨を送受信するために必要なもので、秘密鍵を失うと仮想通貨を操作できなくなります。秘密鍵はウォレットと呼ばれるアプリやデバイスに保存されていますが、ウォレットが故障したり紛失したりすると秘密鍵も失われる可能性があります。

そして、秘密鍵を忘れたり書き間違えたりすると復元できない場合もあります。これらの事態により、投資家は仮想通貨を永久に失う可能性があります。

 

まとめ

以上のように、仮想通貨投資は高いリターンを得る可能性がある一方で、高いリスクも伴う投資です。

他の金融商品と同様に国の税制の変更によって大きく課税されることも意識して下さい。

自己責任で仮想通貨に関する知識や情報を入手し、自分の目的やリスク許容度に合わせて、適切なポートフォリオを構築することが重要です。