有限会社
ティーエムライフデザイン
総合研究所

「もうすぐ定年を迎えます。収入が大幅に減って住宅ローンの支払いがきつくなりそうです。何か対処方法はありますか？」

このような悩みを抱えている方は多いと思います。

定年後の収入が減ることを見越して、住宅ローンの支払いを早めに終わらせたいと考えるのは当然です。

急に博打のような投資に目を向けて貯蓄減らしたら本末転倒です。

住宅ローンの支払いに困らないためには、以下の3つのポイントに注目しましょう。

 



 

1. 住宅ローンの残高や返済期間を把握する

まずは、現在の住宅ローンの残高や返済期間を確認しましょう。

毎月の返済額や金利もチェックしておきましょう。これらの情報は、金融機関から送られてくる明細書やインターネットバンキングで確認できます。

住宅ローンの状況を把握することで、定年後の返済計画を立てやすくなります。

 

2. 住宅ローンの見直しを検討する

次に、現在の住宅ローンが最適なものかどうかを見直しましょう。

例えば、金利が高い場合は、他の金融機関に借り換えることで返済額を減らすことができます。

また、返済期間を延ばすことで、毎月の返済額を下げることもできます。

ただし、借り換えや返済期間の延長には手数料や利息がかかることがあります。もちろん収入がある時に借り換えを行う必要があります。年金収入だけだと借り換えは厳しくなります。

金融機関に相談して、借り換えのメリットとデメリットを検討しましょう。

 

3. 定年後の収入と支出を見積もる

最後に、定年後の収入と支出を見積もりましょう。

収入は、再雇用の収入や年金、退職金、副業などの予想額を合計します。働く気持ちがあればシルバー雇用で70歳くらいまでは働ける環境が整ってきました。

しかし賃金は現役世代よりも低く設定されてますので、専門的知識をお持ちの場合は生かせる仕事を見つけたほうが収入は増えるでしょう。

支出は、生活費や住宅ローン、医療費、趣味、自動車維持費などの必要経費を算出します。特に医療費は予想よりもかかる可能性が出てきます。少し多めに見積もりましょう。

収入と支出の差額がプラスであれば、住宅ローンの返済に問題はありません。

しかし、マイナスであれば、収入を増やすか支出を減らすかの対策が必要です。例えば、働く期間を延長する、副業を始める、無駄な支出減らすなどの方法が考えられます。

 

まとめ

以上が、定年前に住宅ローンの支払いについて考えるべき3つのポイントです。

住宅ローンは長期的な契約ですから、将来的な変化に備えて柔軟に対応することが大切です。不安になったらまずは借入先に相談しましょう。

早めに行動して自分に合った返済方法を見つけて、安心して定年生活を送りましょう。