2022年08月20日
ここ最近の住宅ローン金利選びは「固定」OR「変動」?
住宅ローン
30年以上支払うかもしれないローンですから、銀行選びは勿論ですが金利選びはとっても重要です。
今一度「固定金利」と「変動金利」の違いを確認していきます。
【固定金利の特徴】
固定金利とは、借入当初の金利が最後までずっと続くタイプです。
「全期間固定金利型」の商品として代表的なものに、住宅金融支援機構が提供している「フラット35」があります。
「フラット35」は多くの金融機関でも取り扱っており、借入期間は最長でなんと50年間です。
一般的に「全期間固定金利型」は、他の金利プランと比べて金利が高い傾向にあります。
また、全期間固定金利型以外にも、「固定金利選択型」というものがあります。
「固定金利選択型」とは、選択した一定期間の金利が固定されるタイプで、3年固定、5年固定、10年固定、20年固定などがあります。
固定期間が終了すると、変動金利に移行したり固定期間を再度設定します。
適用される金利は全期間固定型よりは低くなりますが、選択した固定期間が長いほど高くなります。
【固定金利を選ぶメリットとデメリット】
メリットは、返済額が借入当初から完済まで一定なので、先々の返済計画が立てやすいことです。
返済期間中に景気の影響で世の中の金利が上昇していても、借入金利が影響を受けることはありません。
デメリットは、この低金利時代のメリットを十分活かしきれないことです。
【変動金利の特徴とは?】
変動金利とは、通常半年ごとに金利が見直され、借入期間中に金利が変動するタイプのものです。
半年ごとに見直された結果が毎月の返済額にすぐに影響するわけでありません。
1つ目は「5年ルール」についてです。
返済スタートから5年間ごとの期間内では、例え金利が上がっていても月々の返済額は変動しないというものです。
そしてもう一つは、「125%ルール」です。
見直し後の返済額は、見直し前の返済額の125%を上限とし、例え大きな金利上昇があったとしても見直し後の返済額については見直し前の25%までしか上がらないというものです。
ただし「125%ルール」を適用しない金融機関も存在しますのでご注意ください。
【変動金利のメリットおよびデメリット】
メリットは、一番金利が低いということです。
もし仮に金利が見直されたとしても、「5年ルール」や「125%ルール」が適用されることで、毎月の返済額が大きく上昇しないことが挙げられます。
デメリットは、金利が上昇していくことによって将来の返済計画が立てにくくなるという点です。
【結局どちらを選ぶべき?】
これについては正しい回答はありません。
住宅ローンに対する考え方や将来のライフプランをきちんと立てた上で選ぶべきです。
安易に返済額を下げる為に変動金利を選択することは避けましょう。
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